ある獣医病理学者のブログ

動物の病気あるいは死体の専門家からみた、色んな動物や科学に関すること

前回のブログでは主に犬猫を対象として、動物病院との付き合い方を取り上げました。

http://vetpath.blog.jp/archives/17068185.html

 

物言わぬ犬や猫は、症状が出たときにはもう手遅れということもあります。

病気じゃないときから動物病院に通う習慣をつけることは、病気の早期発見だけでなく、
いざ病気になったときにスムーズに診察や治療にうつるためにも大切です。

 

今回はエキゾチックアニマルの動物病院のかかり方について考えます。

エキゾチックアニマルといっても、哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類、無脊椎動物など
多様な動物が含まれています。

哺乳類だけでも100kgを超えるミニブタから数十g程度のジャンガリアンハムスターまで
様々な動物種がいるので、今回はエキゾチックアニマル全般の概要を述べます。

(個別の動物種の注意点については別の機会に取り上げさせてください)

         

エキゾチックアニマルの病理解剖や病理診断をする中で、死因や病気の原因として、
餌や飼い方、飼育環境に問題があるケースが多いです。

ペットとしてかなり普及してきているウサギでも、不適切な餌や飼育環境の不備による歯や
消化管の異常がよくありますし、フェレットやインコの誤飲や事故死もよく経験します。

 

犬や猫より体が小さいエキゾチックアニマルでは、異常を早期に見つけることは非常に困難です。

病気が見つかったときには手遅れということは犬や猫より多いです。

 

そうであるならば、犬や猫と同じように、
病気じゃないときから動物病院に通う習慣をつければ良いでしょうか。

私は必ずしもそうではないと考えています。

 

犬や猫のようにワクチンが普及していないエキゾチックアニマルでは、
不用意に外に連れ出すことで、感染症にかかってしまう可能性があります。

思わぬ事故や、最悪の場合には逃げ出してしまうこともあります。


また、移動によってストレスがかかり、病気が悪化することも懸念されます。

体の大きな牛や馬でも、輸送によるストレスなどで発熱や肺炎が起こることがあるので、
より小さなエキゾチックアニマルでは移動の負担は大きいものです。

 

以上のことから、犬や猫と同じように病気じゃない時から動物病院に頻繁に連れていくことは
必ずしも良いとは限りません。
ただし、
健康時の状態を把握しておくためにも、一度は健康チェックを兼ねて動物病院に連れていき、
餌や飼い方の相談をしておく。
そうすることで、獣医師がエキゾチックアニマルの診察にどれくらい慣れているのか分かりますし、
病気になった際にも安心して診察をお願いできます。

また、飼育をする中で少しでも気になることがあったら、
手遅れになる前に動物病院を受診した方が良いかなとも思います。

 

移動による負担を考えると、かかりつけの動物病院は
出来るだけ近くにある所を選択することが良いと思います。

エキゾチックアニマルでも、病気になったときには毎日動物病院に通わなければならない時があります。

ただし、エキゾチックアニマルの診察可能な動物病院は限られています。

 

私自身、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類を飼育しており、その経験も踏まえると、

・近くて気軽に通える動物病院

そこでは飼育の相談や簡単な処置をしてもらう

・遠くてもエキゾチックアニマルに詳しく専門的な診察や治療ができる動物病院

近くの動物病院で手に負えない場合に備えて、より専門的な動物病院を探しておく、
または紹介してもらう

そういう動物病院の使い分けが大事かと思います。

 

エキゾチックアニマルは異常に気づきにくく、突然死として発見されることも少なくありません。

突然死の中には後々聞いてみたら、餌や飼い方、飼育管理に問題があったと分かることがよくあります。

飼い方が間違っていたとしても、指摘してくれる人がいないと気づきにくいのかもしれません。


そのため、動物病院を受診する際には、

どういった環境で飼育していて、どんな餌をどれくらいの頻度や量で与えていて、
水はどのようにして与えているのか、
といった飼育に関する情報を伝えることが非常に大切です。

 

獣医師は、飼い主の話を聞いて、動物を診察するだけで病気を診断しているわけではありません。

特に犬や猫ほど診断技術が発達していないエキゾチックアニマルでは、動物だけでなく、
飼育に関する背景の情報も加えなければ、正確な診断に辿りつくことが難しいことが多々あります。

 

動物を診るだけでは分からなかったことが、飼い主から聴取した些細な情報から
診断に結びつくということも稀ではありません。


動物病院へ診察や相談に訪れる際には、動物を連れていくだけでなく、
どのような飼い方をしているのかというメモ、
できれば飼育環境やケージ、餌の写真も持参されると良いと思います。

 

動物の飼い方はインターネットでも気軽に検索できますが、
その情報は膨大で様々な飼い方が紹介され、
時に間違った飼育方法が記載されていることもあります。

 

エキゾチックアニマルを動物病院やその他のことで頻繁に外に連れ出すことは考えものですが、
一度は健康な時に健康チェックや飼い方の相談のために動物病院を訪れるのが良いと思います。

これは、獣医師に気軽に相談できるような関係を築くうえでも重要です。

 

普段から信頼できる動物病院を見つけておかないと、
病気になった時に慌てて探して初めて訪れた動物病院で、
獣医師とコミュニケーションがうまくとれないまま診察や治療に進んでしまい、
納得できなかったということが起こりかねません。

 

最後に

エキゾチックアニマルの中には、触ったり撫でたりするという形で可愛がるべきでない種類もいます。

犬や猫と同じように可愛がるのではなく、それぞれの動物種に応じた適度な距離感が大切です。 

 

一方、適切な飼育方法で大切に飼われ、長く生きてきたエキゾチックアニマルでも、
腫瘍(がん)が見られるようになってきました。

エキゾチックアニマルには濃厚なふれあいは避けるべき動物もいますが、
動物のハンドリングには慣れておいた方が良いと思います。

 

定期的なハンドリングはがんをはじめとした病気の早期発見にもつながりますし、
病気になった時にも適切なハンドリングができればスムーズに診察や治療に進むことができます。

 

エキゾチックアニマルには、それぞれの種に応じた適切な飼い方、可愛がり方があります。

どのような動物も犬や猫と同じようにして触れ合えるというわけではありません。

それぞれの動物の習性に応じた適正な飼い方をすることで、
病気をすることなく健康で長く生きられるものだと思います。 

 

私は、獣医病理学を専門とする獣医師です。

一般にイメージされやすい、動物病院の獣医さんではありません。

亡くなった動物を病理解剖して死因を明らかにしたり、手術で切除した臓器の一部を顕微鏡で
観察して病気の診断をしています。

 

病理医が主人公の医療系漫画フラジャイルの動物版といったところでしょうか。

人の病理医は人の病気だけを診断対象としていますが、私は犬や猫、エキゾチック動物などのペット、
産業動物、動物園や水族館の動物、野生動物、魚類、実験動物など、
様々な動物の病理解剖や病理診断をしています。

 

人では、医学や医療の発達のおかげで感染症が減少し、死因の1位はがんとなっています。

動物ではまだまだ感染症が多いですが、伴侶動物の犬や猫は近年獣医療の進歩が目覚ましく、
年々寿命が延びています。

また、医薬品の開発や多様な疾患に対応した療法食も寿命の延長に寄与しています。

 

それに伴って、現在では犬や猫も死因の1位はがんだと思われます。

実際、犬猫の病理解剖や病理診断も圧倒的にがんが占めています。

 

犬や猫の病理解剖、あるいは手術で切除した臓器を顕微鏡で診ていて思うことがあります。

それは、

もっと早く動物病院にかかっていれば、
ここまでひどくなることはなかっただろうな

ということです。

 

動物は、自分自身の不調を自ら訴えることができません。

病気に冒されたとしても、ギリギリまで症状として表れず、何らかの症状が出た頃には
病気が進行しているということも少なくありません。

 

見た目には健康そうに見えても、実は病気が隠れている場合もあります。

異常が見つかった頃にはすでに手遅れのことも多いことから、早期発見は非常に大切です。

病気が早く見つかれば、それだけ治療の選択肢も多く、完治が期待できます。

 

先日、10歳を過ぎた犬(チワワ)を飼っている知り合いから相談がありました。

お腹に3cmくらいのしこりができているけど、どうしようかという相談です。

近くの動物病院を受診したら、乳腺に腫瘍ができているので、手術を勧められたそうです。

 

犬や猫は寿命の延長に伴って年々腫瘍(がん)の発生が増えており、
その中でも犬の乳腺腫瘍は最も遭遇する機会が多い腫瘍です。

 

犬の乳腺腫瘍には良性のものと悪性のものがありますが、
いずれも早い段階での手術で治癒が期待できます。

良性腫瘍でも治療の第一選択は手術による切除です。
 

切除によって腫瘍組織そのものを病理検査しなければ、良性なのか悪性なのか、
あるいはがんの進行度などを判断し、その後の対応を考えることができません。

(ただし、他の臓器に問題があって手術や麻酔に耐えられない、すでに転移がある、
炎症性乳癌という特に悪性度が高い乳癌の場合などには、手術ができない場合もあります)

 

この方は、これまで大した病気になったことがないから、
今まで動物病院にかかったことがないと言っていました。

そして、お腹に腫瘍ができたことが受け入れることができず、
かわいそうだから手術を受けさせたくないとも言っています。

 

最終的には、腫瘍が徐々に大きくなって、表面の皮膚が地面と擦れるようになり、
出血や炎症が起こってきて痛がり、ようやく手術を決心されました。

手術を迷っているうちに腫瘍がかなり大きくなってしまいましたが、
幸いなことに乳腺の良性腫瘍で、術後の経過も良好とのことです。

 

このパターン、けっこう多いように思います。

結局手術することになるのに、病気が受け入れることができない、手術がかわいそう、
などの理由で手術を先延ばしにして、病気が徐々に進行していくパターンです。

 

まさかうちの子が病気になるなんて、
と病気を受け入られない飼い主の方もけっこういらっしゃいます。

 

手術でがんを取ったけど、お金がないから病理検査までは希望しないというケースも
残念なことに意外と多いです。
けれど、
もし自分の体にがんができて、それを手術で取っただけで治療が終わったらどうでしょうか。

本当に腫瘍だったのか、良性か悪性か、異常な部位は取り切れているのか、悪性だったとしたら
どこまで進行しているのか、
といったことが分からないまま日常生活を送ることはかなり不安ではないでしょうか。

 

病気を早期に発見するため、あるいは、いざ病気になっても慌てず、
適切な治療を進めていく上で大切なことがあります。
それは、
病気にかからないうちから、動物病院に通う習慣をつけておくことです。

 

これまで動物病院に行ったことがない動物が、病気になって初めて動物病院を訪れることは、
動物にとっては多大なストレスです。

怖がり、暴れたり、あるいは逃げ出したりして診察が困難となることがあります。

 

普段から動物病院に慣れさせておくことで、
病気になった時にもスムーズに診察や治療に移ることができます。

飼い方の相談、爪切り、健康診断、ワクチン、理由は何でもかまいません。

 

普段から動物病院に通うことには、飼い主にとってもメリットがあります。

現在、獣医療が発達して治療の選択肢が増え、公的な健康保険制度がないペットでは、
飼い主が獣医師から説明された治療の選択を迫られることが多々あります。

 

治療を進めていく上では、動物にとって苦痛が少なく、より長生きできる選択が重要ですが、
何よりも飼い主が納得できるかどうかが大切です。

 

普段から動物病院に通っておくことで、臨床獣医師との信頼関係の構築につながり、
最良の選択が可能となるものと思います。

 

最近では、インターネットの口コミやランキングで動物病院を探す方も多くなりました。

いくら評判が良い動物病院でも、全ての飼い主や動物にとって例外なく良いとは限りません。

口コミをみて初めて動物病院を訪れたとしても、獣医師と飼い主がきっちり意思疎通
できていなければ、後々やっぱり納得できなかった、ということになりかねません。

 

現在では犬猫の高齢化により、がんだけでなく、心臓や肝臓、腎臓に慢性的な病気を
抱えている動物もたくさんいます。

ときには、毎日注射や点滴に通わなければならないこともあります。

 

そんなときに、口コミだけで遠い動物病院に通ったうえに、獣医師とのコミュニケーションが
うまくいかなければ、動物も飼い主も疲弊してしまいかねません。

 

最近では、二次診療専門の大きな動物病院や、各分野の専門的な診断、治療をする
動物病院も増えてきました。
それに伴って、飼い主の方は、
どこの動物病院に行けばいいのか迷う場面も増えてきているようです。

 

普段からかかりつけの動物病院を見つけておき、そこの獣医師とコミュニケーションが
取れていれば、必要な時に専門的な動物病院も紹介してくれることと思います。

 

動物病院は、病気になったら行くところではなく、
普段から気軽に訪れる場所であってほしい。


獣医師が動物の普段の健康状態を知り、動物が怖がることなくスムーズに診察や治療ができ、
飼い主が納得できるまで獣医師と相談することができる。

獣医師、動物、飼い主、いずれにとっても大切なことです。

これから夏にかけて、爬虫類を展示即売する大きなイベントがいくつか開催されます。

 

爬虫類といえば、以前は一部のマニアックな愛好家の趣味というイメージでしたが、
最近ではテレビで有名人が飼育している様子が紹介されることも増え、
ペットとして徐々に一般化してきています。

 

爬虫類関係のイベントも以前は年に数回であったものが、最近では規模の大小は
あるものの毎月のようにどこかで開催されています。

参加者もマニアな方のみならず、家族連れやカップルも多く年々賑わいを増しています。

 

爬虫類飼育の是非をめぐっては、生息地での乱獲、飼育放棄による外来種問題など
様々な問題があり、いろいろなところで議論されています。

 

爬虫類の飼育に関して今回言いたいこと、それは
初心者が予備知識もなくイベントやペットショップで衝動買いするものではない
ということです。

もちろん他の動物にも同じことが言えますが、爬虫類では殊更重要です。

 

爬虫類を飼ってみたら思ったより大きくなった、設備にお金がかかる、懐かない、
意外と手間がかかるなど、事前に知っていたら飼育をすることはなかった、
という声を聞くことがあります。

それが飼育放棄につながり、外来種問題や生態系の破壊につながっている
部分が少なからずあると思います。

 

爬虫類を飼うということは、ただ個体を飼うだけではありません。

本来の生息地を考えて、その生息環境に見合った飼育環境を整える必要があります。

 

爬虫類を飼うとは、環境を飼うということ

このことを理解するためには、
そもそも爬虫類とはどんな動物かを知る必要があります。

 

爬虫類とは
爬虫類には、カメ、ヘビ、トカゲ、ワニなどが含まれます。

分類学的には爬虫綱に分類され、現生種としてはカメ目、有鱗目(ヘビ、トカゲ、
ミミズトカゲ)、ワニ目、ムカシトカゲ目の
4つの目に分けられます。

 

ひとことで爬虫類といっても様々な種類が含まれており、有羊膜類のうち、
哺乳類と鳥類を除く雑多な動物と言うこともできます。

 

爬虫類とは簡単に言うと、体の表面を鱗で覆われている、卵殻を有する羊膜卵、
肺呼吸、尿酸排泄などの特徴がありますが、哺乳類や鳥類と区別できる
最大の特徴は変温動物というところでしょうか。

 

恒温動物では体温を常に一定に保つために、頻繁に食物を摂取してエネルギーを
獲得しなければなりません。

一方、変温動物は必要があるときだけ体温を上げて代謝を活性化させることが
できるため、長期間の飢餓にも耐えられます。

 

例外が多くあり恒温動物と変温動物を必ずしも明確に区別できるわけでは
ありませんが、ほとんどの爬虫類は、体温が外気温によって変化します。

 

一方、変温動物には、爬虫類以外にも魚類や両生類が含まれます。

魚類や両生類と爬虫類の違いは、魚類や両生類は周囲の環境温度にそのまま依存する
のに対して、爬虫類では乾燥に適応しており、適した環境を求めて
積極的に移動できることにあります。

 

多くの昼行性爬虫類は、日中は積極的に暖かい場所を探して日光浴で
体温を上昇させて、消化や運動に必要なエネルギーを産生しています。

そして上昇した体温は、日陰や穴掘り、水浴びなどをすることで体温を下げ、

効率的に体温を調節しています。

 

そのため、爬虫類飼育にあたってはケージ内に温度差をつけ、
自分で移動したい場所を選ばせることがポイントとなります。

ただし、夜行性の爬虫類ではそうでない場合もあります。

 

飼育環境を整備するためには、その爬虫類が本来どのような生息環境にいるのかを
考慮しなければなりません。

熱帯雨林なら湿度が比較的高く夜間も温度がそこまで下がりません。

しかし、砂漠や乾燥した場所に生息する種類では、夜間は気温がかなり下がり
温度差が激しい環境に生息しています。

 

これまでペットとして飼育されている爬虫類を病理解剖してきて、
爬虫類の死因の多くは、飼育に原因がある死亡が多いと思っています。

飼育環境が適切でないと、餌を食べない、成長が阻害される、思わぬ事故が
発生するなどの理由で、死亡する原因となります。

 

適切に飼育するために、とくに冬場はエアコンをつけっぱなしにしたうえで、
ケージ内に日光浴のためのバスキングライト、保温のためのヒーター、昼夜の温度
切り替えのためのサーモスタットやタイマーを設置しなければなりません。さらに、
多くのトカゲやカメでは、カルシウム代謝のために紫外線灯(
UVA,UVB)も必要です。

 

天気が良い日にはカメやトカゲをベランダや屋外に出して、
日光浴させている方も多いと思います。

爬虫類は暑さに強いと思われることが多いですが、直射日光で日陰や温度差が
ないところに出しておくと、意外と短期間で熱中症に陥って死亡してしまいます。

 

また、爬虫類は乾燥に強いと思われがちですが、水や湿度も必ず必要です。

特に日本の冬は乾燥しており、脱皮をするヘビやトカゲでは脱皮不全になることが
あります。リクガメも乾燥していると皮膚や甲羅に障害を起こしたり
感染の原因となることがあります。

脱水による腎障害が爬虫類ではよく起こりますので、
適度な湿度、水容器、通気性の確保も考えなければなりません。

 

保温、紫外線、照明、水のほかに餌も重要です。

最近では人工飼料も普及してきましたが、バランスを考えて爬虫類の種類によっては
生きたコオロギや冷凍マウスが必要になります。

コオロギの場合は爬虫類に与える前に、コオロギを飼育してコオロギにも
餌を与える必要があります。

冷凍マウスも、コンスタントに手に入るかどうか確認が必要です。

 

爬虫類を飼育するには、最低限でもこれだけの設備を用意しなければなりません。

電源を多く使用するため、万一の停電に備えておく必要もあります。

 

ヘビなどいくつかの種類ではもっと簡単な設備でも飼育が可能ですが、
爬虫類は初心者が決して衝動飼いできるものではないということが分かると思います。

また、爬虫類の中にはよく脱走するものもいます。脱走防止の対策も重要です。

 

もう一つ重要なことです。

爬虫類は、適切なハンドリングによって人に触られるのには慣れますが、
人に懐くものではありません。

撫でたりして可愛がりたいと考えている方は、爬虫類を飼育するべきではないと思います。

 

しかし、病気になったときに体をよく観察したり、動物病院で診察を受けるためにも
普段からハンドリングに慣れさせておくことは大切です。

 

最後になりますが、爬虫類はサルモネラを高率に保菌しており、国内外問わず、
ペットの爬虫類に起因する人のサルモネラ感染例がみられます。

サルモネラは特に乳幼児やお年寄りに感染した場合、症状が重篤になる場合があります。

 

爬虫類との濃密な接触は避け、触れた後にはしっかり手洗いするとともに、糞便の処理や
飼育器具の洗浄は、人の口に入る可能性がある台所などは避けてください。

 

爬虫類を飼うということは、
爬虫類にとって快適な飼育環境も含めて飼うということです。


恒温動物である哺乳類や鳥類とは違って、周りの環境温度に依存する爬虫類では、
適切な飼育環境を用意することは非常に大切です。

爬虫類を飼育するときには、このことをよく理解してください。
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